心は傷ついた分だけ大きくなれる

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たくさん悩んだ子ども時代

私は、小さい頃から傷つくことや挫折した経験、自分を否定することが多かった。

周りの人たちがみんな敵に思えていた時もあったし、被害妄想で自分の殻に閉じこもっていったこともあったし、無意味に自分を傷つけて躁鬱状態になったこともあった。ストレスで頭が禿げたこともあったし、ネガティブ思考を膨らませるばかりで、未来への希望を膨らませられないこともあった。

このように、私は人生の中で悩むことや傷つくことが多かった分、自分の考えや人生観は深くなったし、弱さを知っている分、人に優しくできるようになったし、深みのある人生になったから、わたしの人生、生き方はこれでいいんだと思っていた。思うようにしていた。思いたかった。

自分の生き方を否定する声

でもどこかで不安はあった。心の声が聞こえる。

『そうは言っても、過去にたくさん悩んだからって今だって悩み続けているし、それって過去から学んでないってことなんじゃないの?なにも進歩してないじゃん。』

『どれだけ深堀りして考えてきたって、今まだ幸せになってないじゃん。それって、そのやり方が間違ってたってことなんじゃないの?』

『周りには、人生イージーモードで来て、今も夢に向かって順調に進んでる人、いるよ?』

『ハードな経験したとしても、それをそんなに苦だと捉えずに、意識を他に向けてネガティブ思考に陥らない人はたくさんいるよ?その方が、ウジウジしないし明るくいられるし幸せそうだし、そっちの方がいい考え方、いい生き方なんじゃないの?』

今幸せかどうかが、過去を決める

もし今が幸せだったら、『あの過去があったから今の幸せがある』と、どんなに辛い過去でも全ていい思い出として捉えられる。まるで、オセロで一気に黒から白に変わるように。

だけど、今がまだ黒(悩みの渦中)だったら、過去は全部黒のまま。頭ではどんなに過去を肯定しようとしても、心には常に疑いと自己否定が残り、肯定しきれない自分がいた。

『なんで私はこんなネガティブに考えてしまうんだろう。なんて私は根暗なんだろう。もっとみんなみたいに、素直にサッパリとシンプルに生きられたらいいのに。(私の暗い考え方はダメで、明るい考え方がいい考え方だ)』

そう思って、心のどこかでは常に自分を否定していた。どんなに頑張っても、今の自分に満足できなかった。だから、常に幸せを探し求めていた。いや、幸せまでは望まないから、「少しでも今より楽に生きられる方法」をずっと探し求めていた。

ロミロミに出合って過去を全て肯定できた

探し求めれば探し求めるほど、現実はどんどん苦しくなっていった。その探求の中で最後にたどり着いたところが、ロミロミの世界だった。

一年半以上かけてロミロミを学ぶ中で過去の傷を浄化し、ようやく私は「幸せ」というものを掴んだ。(この過程にあるたくさんの体験や学びは、また他の機会に書きます)

そしたら、過去の黒が全部白に変わった。過去に全て感謝できるようになった。自分のネガティブうじうじな生き方や考え方も、それで良かったんだと思えた。

ポジティブ思考タイプが苦手なこと

そして最近、ネガティブな暗い感情をあまり感じずに生きてきたポジティブ思考タイプの何人かから話を聞いてわかったことがある。

悲しみや苦しさなど、暗い感情を味わってこなかったから、深くその感情を感じている人(落ち込んでいる人、悲しんでいる人、など)の気持ちがわからないということ。

それは、それぞれの生き方や役割だからどちらがいい悪いではない。

それぞれの人生テーマに応じた経験をする

私は、小さい頃から「人を癒せる人になりたい」という気持ちは漠然と持っていた。癒せる人といっても、その癒し方は、たくさんあると思う。その中でも私が望む癒し方は「寄り添う癒し」

だから、人の痛みがわかる人間でありたいし、その人間らしい弱さを理解し、受け止め、包み込み、同じ目線に立って支えて引っ張りあげられる人になりたい。

それは、私が1人で辛かった時に、誰かにそうして欲しかったことだから。

一方、ポジティブ思考タイプの人は、その強さや明るさで人を照らし、癒す力がある。「人を癒すための明るさ」を育てるために、自身の心に影を落とすような暗い感情を味わう必要がない人生なんだろうと思う。

だからやはり、それぞれの役割。

傷はいつか輝く星に変わる

私の大好きなハワイアンバリューの1つに、「Scars turn into the star.(傷は星に変わる)」という言葉がある。

言ってることは理解できるし、実際そうなんだろと、頭では思える。でも正直、今抱えている辛さを乗り越えるまでは、明るい未来がまだ見えていないから、「もう十分苦しんだんだから、早く星になって」としか思えない。「この苦しみも星になるんだよね、だから悪いものじゃないんだよね」なんて明るく思えない。思えたとしても一瞬だけ。次の日には、「そうは言っても辛いもんは辛いよな」と。その葛藤の繰り返しだった。

だから、その言葉は、「乗り越えてからじゃないと実感できないな。」と思っていた。

でも、乗り越えた今、本当に思う。

私の過去のたくさんの傷は、今後ロミロミセラピストとして活動していく上で役立つ武器になる。この武器(経験)をもって、人を癒していける。だからこの傷は、本当に私の輝く星になった、と。

私の過去の生き方、経験が全て間違っていなかったと気づかせてくれたのは、ポジティブ思考の友人たちで、ネガティブ思考の私が彼らに気づかせてあげられることもあるわけで、みんながそれぞれの人生の目的に応じて必要な体験を選んでその道を歩いていて、だから、人と比べてどちらがいい悪いかなんて言うのは本当に意味がないとわかった。

私は私が望む人生の目的に必要な経験をしているだけ。私の人生に起こることは全て、私の人生にとって、正しいこと。

苦しくても楽しくても、頭ではこんな人生嫌だと思っても、人生を投げ出さずに一歩一歩進んでいけば、必ず自分の魂が望んで設定した方向に進んでいける。

それを信じて生きていけば、想像もつかないような信じられないような素晴らしい世界が待っている。

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管理人(ロミロミセラピスト)

2021年からロミロミを習い始め、セラピストデビューを目指して練習中。私の人生を大きく幸せな方向に変えてくれたロミロミの魅力を、もっと日本のみんなにも伝えたいという想いで書いています。
夢は、「アロハ(愛)の大きな癒し人」になること!^^

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