ロミロミでは、Aloha（アロハ）がとても大切な要素です。
なぜなら、Alohaによって、体や心の詰まりを溶かすことができるからです。
大師匠のクム カレンはいつもこう言っていたそうです。
Love is all.
（愛こそが全て。愛で溶かせないものはない。）
Alohaをざっくり「愛」という言葉で訳すことが多いですが、
実はAlohaがもつ意味合いはとてもたくさんあります。
例えば、
愛、思いやり、慈悲心、寛容さ、哀れみ、挨拶、尊敬、恋人、誠実な、親切な，哀れみ深い、尊敬する、あがめる、こんにちは、さようなら、など。
いろんな場面で万能に使われるのが、Alohaです。
さらに、ハワイ州法でも、Alohaの意味（Aloha Spiritの意味）が定義されています。
Aloha spirit is the coordination of mind and heart within each person.
ハワイ州法（第５上７項５）
It brings each person to the self. Each person must think and emote good feelings to others….
「アロハスピリット」とは人々の心と精神の調和である。そしてアロハスピリットは人々を自分自身に立ち返らせる。人々は良い感情を考え、他者へ良い感情を表さねばならない
いわゆる道徳心でもあるアロハスピリット、すなわちアロハの心が法律で定義されているってすごいですよね！
法律で定められ、そして現在も改正されていないぐらい、誰もがアロハスピリットは大事だよねという共通認識を持っていることだと思います。
また、ハワイ州法の中ではALOHAの５つのアルファベットそれぞれが示す価値観が書かれています。
A akahai 思いやり、優しさ
L lōkahi 調和、協調性
O ʻoluʻolu 心地よさ、喜び
H haʻahaʻa 謙虚さ
A ahonui 忍耐強さ
日本語の愛という言葉も、一言では表せないぐらい多くの意味を含んでいる言葉だと思います。
そういう意味で、Aloha＝愛というのはとても素晴らしい訳だなと私は思っています。
さらに、Alohaという言葉を分解して見えてくる言葉があるそうです。
Aloは顔、表面、面前、存在等の意味があり、 Hā には息（呼吸）という意味があります。古代ポリネシアでは、挨拶する時にお互いの額と鼻を合わせ、鼻から大きく息を吸う事で息を交換し合っていました。
ALOHA PROGRAM
お互いがその瞬間にそこに出逢った事を喜び、互いの生命の尊さを確認し讃え合う。
まさに魂から純粋なる愛を交換する事が挨拶だったのです。
Aloという言葉が持つ存在という意味も、人間がそこに持つ体のみでなく、目には見えない霊、精霊、或はその人の持つ影響力（エネルギー）等も含まれるのではないかと思います。それによって目の前にいる人のみでなく、その人の魂、その人が持つ精霊達やエネルギー迄をもその存在を讃え合い喜び合う事が本当の意味での挨拶と言う物だったのでしょう。
ALOHA PROGRAM
Alo（シェアリング） oha（喜ばしい） hā（人生）という３つの言葉のパートに分けると「喜ばしい人生共存」というようにも解釈できます。
なんと、素晴らしい言葉なんでしょうか。
Aloha。
ハワイ語でローマ字５文字。
日本語で３文字の響き。
たったこれだけの中に、こんなにも多くの素晴らしい、大切なハワイアンバリューが込められているとは。
そしてさらに、Alohaの概念は宇宙にまで広がります。
これらのアロハスピリットは私達の中にあるマインド（心）の調和であり、この調和によって私達自身を表現しています。このバランスがとれているという事は自分がPono（完璧な存在）である事を知り自分自身を愛し、だからこそ相手を尊重し、思いやり愛する事が出来るという事です。
アロハというのは本来私たち一人一人がPono（完璧、本来あるがままの状態）であるために、つまりは常にバランスのとれた状態であるために必要な考え方と言っても良いのではないかと思います。
ハワイ語のALOHAには愛という意味があります。またALOHAは挨拶の言葉でもあり、人と人の出会いも別れも、「一環して愛が存在する」という宇宙生命学をシンプルに日常生活に取り入れています。
ALOHA PROGRAM
愛は宇宙法則、宇宙の真理だと、私は以前より思っていましたが、
Alohaの言葉をたどっていっても、宇宙に繋がりました。
愛、宇宙といえば、思い出すのはアインシュタインが娘に宛てた手紙の中で書き記した言葉。
みなさんはご存じですか？
このアインシュタインの言葉を読んでいただければ、
非科学的なこと、見えないもの、形のないもの、スピリチュアルなものが信じられない人にも、
ロミロミがしていることを少し伝えられる気がしますので、引用させていただきます。
「私が相対性理論を提案したとき、ごく少数の者しか私を理解しなかったが、私が人類に伝えるために今明かそうとしているものも、世界中の誤解と偏見にぶつかるだろう。
必要に応じて何年でも何十年でも、私が下に説明することを社会が受け容れられるほど進歩するまで、お前にこの手紙を守ってもらいたい。
現段階では、科学がその正式な説明を発見していない、ある極めて強力な力がある。
それは他のすべてを含みかつ支配する力であり、宇宙で作用しているどんな現象の背後にも存在し、しかも私たちによってまだ特定されていない。
この宇宙的な力は愛だ。
科学者が宇宙の統一理論を予期したとき、彼らはこの最も強力な見知らぬ力を忘れた。
愛は光だ。
それは愛を与えかつ受け取る者を啓発する。愛は引力だ。
なぜならある人々が別の人々に惹きつけられるようにするからだ。愛は力だ。
なぜならそれは私たちが持つ最善のものを増殖させ、人類が盲目の身勝手さのなかで絶滅するのを許さないからだ。愛は展開し、開示する。
愛のために私たちは生き、また死ぬ。
愛は神であり、神は愛だ。この力はあらゆるものを説明し、生命に意味を与える。
これこそが私たちがあまりにも長く無視してきた変数だ。
それは恐らく、愛こそが人間が意志で駆動することを学んでいない宇宙の中の唯一のエネルギーであるため、私たちが愛を恐れているからだろう。愛に視認性を与えるため、私は自分の最も有名な方程式で単純な代用品を作った。
「E = mc2」の代わりに、私たちは次のことを承認する。
世界を癒すエネルギーは、光速の2乗で増殖する愛によって獲得することができ、愛には限界がないため、愛こそが存在する最大の力であるという結論に至った、と。私たちを裏切る結果に終わった宇宙の他の諸力の利用と制御に人類が失敗した今、私たちが他の種類のエネルギーで自分たちを養うのは急を要する。
もし私たちが自分たちの種の存続を望むなら、もし私たちが生命の意味を発見するつもりなら、もし私たちがこの世界とそこに居住するすべての知覚存在を救いたいのなら、愛こそが唯一のその答えだ。
恐らく私たちにはまだ、この惑星を荒廃させる憎しみと身勝手さと貪欲を完全に破壊できる強力な装置、愛の爆弾を作る準備はできていない。
しかし、それぞれの個人は自分のなかに小さな、しかし強力な愛の発電機をもっており、そのエネルギーは解放されるのを待っている。
私たちがこの宇宙的エネルギーを与えかつ受け取ることを学ぶとき、愛しいリーゼル、私たちは愛がすべてに打ち勝ち、愛には何もかもすべてを超越する能力があることを確信しているだろう。なぜなら愛こそが生命の神髄（クイントエッセンス）だからだ。
私は自分のハートの中にあるものを表現できなかったことを深く悔やんでおり、それが私の全人生を静かに打ちのめしてきた。
恐らく謝罪するには遅すぎるが、時間は相対的なのだから、私がお前を愛しており、お前のお陰で私が究極の答えに到達したことを、お前に告げる必要があるのだ」。お前の父親
トゥルシーの森
アルベルト・アインシュタイン
宇宙や科学を、一生かけて追求したアインシュタインがたどり着いた答えが、愛。そう聞くと、より、愛というエネルギーが確かなものに感じられませんか？
この、絶対的で、唯一で、限界のない愛を使って、
目の前の人、そして自分自身を癒すのがロミロミです。
そしてロミロミで大事なのは、Alohaの「Ha（呼吸）」。
Ha〜と息を吐きながら施術を行うことで、Mana（エネルギー）＝愛が手から溢れ、
その愛（光）によって、体の患部や心のブロックが溶かされていきます。
そう、あたたかな太陽の光が、固く冷たい氷を溶かすように。
そのアロハの気持ちを、手技だけではなく、動作のひとつひとつに込めることを、私たちセラピストは意識しています。
例えば、
パレオをめくる時。
部屋の温度、明るさへの意識。
パートナーであるシェルの取り扱い方。
相手を否定しない言葉の発し方。
小さな異変にも気づく集中力。
・・など、
当たり前といえば当たり前のことかもしれませんが、
ただ先生にこうしなさいと言われたからそれをやる、のではなく、そこにきちんと自分のアロハを乗せることに意味があり、
アロハを乗せるからこそ、目の前の人に伝わり、癒しにつながります。
心からの深いアロハのあるロミロミと、表面的なアロハしかないロミロミは、
似ているけれど、全く非なるものです。
アロハ（愛）のある人間になる
なんて一朝一夕ではできません。
たくさんの人生経験から学び、苦しい経験も楽しい経験も全部自分の養分として成長していくことで、だんだんと自分の中のアロハも大きくなっていくものだと思います。
その人間的、スピリチュアル的成長の道が、まさにロミロミ道です。
Aloha（愛）、というシンプルな言葉の奥にある、
この壮大で温かな、そして絶対的な真理の世界観、少しでも伝わったら嬉しく思います。
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