ロミロミとは、太古ハワイから伝わる伝統的医療の術です。
この伝統的なロミロミにおいては、「プレ（Pule）」、日本語でいうと「祈り」がとても重視されていました。
プレ（祈り）がなければ、病やケガを治せるヒーリング力は発揮されないと考えられていました。
そのプレについて、詳しくお伝えしていきます。
古代ハワイアンにとって「祈り」は生活の中心にあった
古代ハワイアンは神の存在や大自然に宿る精霊たち、ご先祖さまからの御加護の存在を信じていました。
そのため、ハワイアンにとって、「神に祈ること」は生活の中に根付いていたのです。
例えば、家を建てる時、カヌーを作る時、そして、ロミロミをする時・・・
ハワイアンたちは、何かを始める時は必ずプレをして神に祈りを捧げていました。
ロミロミヒーラーとしての最初の学びは「プレ（祈り）」
ロミロミは医療技術ですが、その医療術を学ぶにあたって最初に学ぶのは「プレ」でした。
体のことでもなく、施術道具など物質的なことでもなく、スピリチュアルな内容から学びが始まりました。
以下の記載は、ロミロミについて、プレについて昔の人が書き記した文献を日本語訳したものです。
ロミロミとハワイアンヒーリングの教科書を参考に、抜粋させていただきます。
医療術を学ぶにあたって、最初にしなければならなかったのは祈りを学ぶことであった。
これらは、病人の治療方法や病気に関するミステリアスな部分を勉強していくにあたって大切な基本であった。
神はすべての物事の指針であり、永遠の命を与える存在であるがゆえに、施術を学ぶすべての人々が神に依存していた。ミスなく治療ができるのは神だけなのだ。病人に対して病気に関するさまざまな指示を出すのも神なのだ。
ロミロミとハワイアンヒーリングの教科書
古代ハワイアンは仕事を始める前に祈祷を行った。・・・
私の祖父がカフナ・ラパアウになるために最初に学んだのは、祈ることだった。
なぜならば祈祷なしでは薬草は役にたたなかったからだ。
ロミロミとハワイアンヒーリングの教科書
ヒーリングにしても、植物の栽培にしても、釣りにしても、自然の働きがスピリチュアルに調和していることが基本となる。古代ハワイアンは、そのような調和を得るために、祈り、敬愛し、心を鎮め、朝早くから晩まで働いた。彼らはそうすることで見返りとして素晴らしい利益が得られると信じていたのだ。これは「マジック」ではない。
ロミロミとハワイアンヒーリングの教科書
治療が始められる時、まず治療をする人間が使用する薬草を摘む。
その時、誰も彼に呼びかけたり注意をそらしたりしてはいけない。
（自然や神に祈っているその場の）波動を壊すことがないように、彼をできる限りそっとしておかなければいけない。
ロミロミとハワイアンヒーリングの教科書
プレの効果は、本当にある
このプレ（祈り）の効果は、私もロミロミを習い始めた時は体の感覚も鈍かったので実感としてはあまりわかりませんでした。ですが、レイアロハロミロミで習い続けていくうちに、だんだんとわかるようになってきました。
例えば、
・師匠のクム ケハウラニはロミロミ練習会が始まる前に必ずプレをしますが、そのプレを唱えると場の空気が変わるのがわかります。クム曰く、実際に、その場にいるオハナたちのご先祖さまや守護してくれる存在たちが、わーーっと集まってきてくれているそうです。
・プレを唱えて、風が強くなったり海の波が激しくなったりするのは、天とつながった証拠。
・また当然ですが、プレをするとマナ（エネルギー）の放出量が、どわっ！！と増えます。
（ロミロミはマナで癒やすものなので、マナ量が多い＝癒し力が高いということになります。）
・ロミロミの最中、どうにも硬いところがほぐれない時、寝ている方のご先祖様に「ここをほぐすのを手伝ってください」と心の中でお願いします。そうすると、「かかと」とか「脚」とかいうヒントがもらえて、実際にそこの詰まりをとると、もともと硬かったところが緩むということもよくあります。不思議ですが、体は全部つながっているので、不調の原因が思わぬところにあったりします。
そして、ロミロミを始める時だけではなく、ロミロミが終わる時や練習会が終わる時にも必ずプレをして、手伝ってくれた存在たちにお礼を言います。
クムはよく言います。
（ハワイの神とか、ご先祖様や大自然や、あの世に旅立った師匠など、そういった天の存在たちが手伝ってくれているという意味で、）「私の手は“ゴッドハンド（神の手）”なんですよ。」と。
日常でもプレが当たり前になった
ロミロミをやっていると、やはりそういう見えない存在たちのサポートや応援を肌身で感じられるので、そのサポートを強く信じられるようになります。
そうすると、レイアロハロミロミで学ぶオハナたちはみんなそうなっていきますが、日常でもご先祖さまに向かって感謝を伝えることが増えました。
また、私も古代ハワイアンのように何を始めるにもまずプレをするようになりました。
- 車を運転する時
- 遠出をする時
- 仕事を始める時
- 打ち合わせの前
- ロミヨガを受ける前
- 人に大事なことを伝える時
- 大舞台に立つ前、緊張と不安で押しつぶされそうな時
- 物事がうまくいかない時
など、プレをしたり、天にお願いしたりします。
そうすると、奇跡が起きたり、仕事がスムーズに終えられたり、難しい商談がうまくいったり、車の運転も、危険な場面にあっても事故にならずにすんだりと、本当に助けられているなと思えます。
プレで人生が豊かになった
スピリチュアルとか見えない世界とか天の存在だとかを信じられない人もたくさんいると思います。
そういう人からしたら、「全部思い込みでしょ」という一言で片付けられてしまうようなことだと思います。
もちろん、思い込みなところもあるでしょうし、天の助けがなくてもうまくいくものだったかもしれません。
でも、それが天のおかげかそうじゃないかという解明はどうでもよくて、
「私が天の存在からのサポートを受けていると信じ、それに感謝する、という生き方によって私の人生は豊かになったと私が感じている」。それだけで、信じることには大きな意味があると思っています。
そしてそれを人に強要するつもりもありません。信じたい人だけが信じればいい世界だと思っています。
プレから始まる本物のロミロミ
実際、ここまでプレのことを理解して教えているスクール、また、プレを実践しているサロンはそんなに多くはないと思います。クムも、この伝統をきちんと受け継いでいる本物のロミロミに出合うまでに、４つ５つスクールを渡り歩いたとのことですし、先輩オハナも、「プレから始まるロミロミ」でネット検索しまくって、半年ぐらいかけてようやくレイアロハロミロミを見つけたとのことでした。
プレから始まるロミロミに興味がある方、お問い合わせいただけたらレイアロハロミロミにお繋ぎいたします。
ぜひ一度本物のロミロミを体感していただけたら、新しい世界が広がるのではと思います＾＾
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